息子は自閉症スペクトラム

2012年7月に誕生した息子りく(通称)。2014年4月(1歳9ヶ月)に自閉症スペクトラムの疑いが発覚。2016年3月(3歳8ヶ月)に自閉症スペクトラムの診断あり。療育は早ければ早い方がいい。身をもって体験中。

モノ探しの練習

息子のりくは、モノを探すのが苦手です。眼の前にあるものを探していたりします。
また、手にしたモノを無意識に下に落とすので、いざ必要になったときに見つけることができません。

来年の4月からりくは小学生。小学生になると自分の持ち物の管理やモノを準備したりすることが増えますよね。
モノを失くしたり、忘れ物をすることが、心配になっています。

りくの特性のひとつに、目の動きがスムーズにいかないことがあります。
OT(作業療法)の中で、指摘をうけました。

そこで、まずは最初の一歩として、以下のドリルを開始。

 

 
同じ絵柄を探すドリルなのですが、絵も可愛く、見てるだけで楽しいです。
花や魚の名前の勉強にもなったりします。

りくは10組の絵柄を○つけすることは、わりと速くできましたが、20組や30組を○つけることは苦戦。
絵を追っているときの目の動きを追っていると、あちこち視線が飛んでいるのと、端にある絵柄は視線の対象外になっていることがわかりました。

りくには、「探して見つからなかったら、端から上から下に順番に探してみてはどうかな」とアドバイス
また、りくが「見つからない〜」と助けを求めても、ヒントは出さずに、上のアドバイスを繰り返しました。

そして、何より心がけたのが、諦めずに探し続けたときに、すかさず褒めること。
「ママは感動したよ〜。りくは時間がかかったことを気にしてたけど、諦めずに探すことに挑戦できたことが一番素敵だったよ!」
りくも、「僕もそう思ったよ」とまんざらでもない様子。

ここ最近、一週間ほど毎日とりくんでいます。
最初から20組や30組を取り組むのは、ハードルが高いので、その日毎に、最初に10組の絵さがしをして、スムーズにできる景気づけをしながら、20組、30組のプリントをしています。

今では、A4くらいのサイズの中であれば、たくさんある中から対象のモノを探すのが大丈夫になってきました。

次は、一畳くらいの広さから、探す練習をしたいと思います。
年末からお正月にかけて、カルタなどの遊びで取り組みたいなと思います。
その次は、一部屋の中からモノを探す練習かな。どんどん探す範囲を広げていければいいなと。

そして、
消しゴムや鉛筆などの消耗品については、割り切って複数用意していくとして、
今後は、無くしてはいけないモノの管理(ノートやカバン、いずれは自宅の鍵)について、就学に向けてどうやっていけばいいか考えていきたいです。