息子は自閉症スペクトラム

2012年7月に誕生した息子りく(通称)。2014年4月(1歳9ヶ月)に自閉症スペクトラムの疑いが発覚。2016年3月(3歳8ヶ月)に自閉症スペクトラムの診断あり。療育は早ければ早い方がいい。身をもって体験中。

最近の悩み事(見通しをもって行動すること)

就学を前に、自分のモノの管理や見通しをもって行動できないというりくの特性が目につくように… 
 
特に、用意や片付けが苦手で、なんど声かけをしても、用意や片付けができず、目に着いたものに片っ端から夢中になっていきます。
時計は読めますが、時間の締切りを意識して、逆算して、するべきことをすることができません。
 
日中や夜はあまり気にならないのですが、朝の出かける前はヤキモキしてしまいます。
特に、小学校の就学に向けて、りくのマイペースな行動がとても不安になったりも。
 
先日の休日に、りくの好きな科学博物館に行こうと約束したのですが、着替えをしかけたら、目に入った本を読み、なかなか着替えが終わりません。
その後、落ちていたあやとりに夢中になってたかと思うと、布団にはいって漫画を読みはじめました💦 
 
声をかけると、そのときはできるのですが、しばらくすると、違うことに夢中になります。
何度も何度も繰り返したので、堪忍袋の緒がきれて「りく、もう行くのやめよう!」と久しぶりに声を荒げてしまいました。
 
「やだ!行く」とりくは言い、また準備に入るのですが、しばらくするとまた本に夢中に。
そして、また私が声を荒げる。この繰り返しすること2時間(笑)
 
ようやく家をでることができました。
 
「りくが他のことに夢中になっている時間分、科学博物館で遊ぶ時間が減っているんだよ」
と、徒歩での移動中もくどくど言ってしまいました。
 
電車の移動中に、ふと、りくの表情をみると、漫然としない感じで、抜け殻のようにぼーっとしています。
りくが楽しんでほしくて、お出かけをしているのに、りくは全然楽しそうじゃないのです。
この表情に見覚えがありました。それは、担任の先生と相性があわず、保育園に行き渋っていたときのりくの顔。
私は反省して、その日はなるべく、りくのペースに合わせることに。近くにいるといろいろ言ってしまいそうなので、ちょっと離れたりもしました。
 
考えてみれば、私自身もりくに似た特性があり、締め切り時間直前に違うことに夢中になって遅れたりして、計画的に動くことが苦手です。
りくに対して、自分のことを棚に上げて言い過ぎたなぁと振り返りました。
 
言えば言うほど、グズグズしてしまうし、嫌な気持ちにお互いなりました。くどくど言うことは、百害あって一利なし。ここは、やり方を工夫しないと行けないと痛感しました。
 
ADHDの注意散漫な性質は、見通しをたてて行動することが苦手な特性だといわれます。
 

 

読んで学べるADHDのペアレントトレーニング――むずかしい子にやさしい子育

読んで学べるADHDのペアレントトレーニング――むずかしい子にやさしい子育

 

 

 
りくは視覚からの指示のほうが理解しやすいです。着替えの時間や用意の時間を紙に書いたり、時間を図って競争したりと、工夫していこうと思います。
 
〜追記〜
また、りくとどうしたら準備ができるか、日を改めて話し合いをしたところ
「見えると見たくなっちゃうから、見えないようにしたい。本とか」
と言いました。OTの先生から、気が散る対象が目に入らないよう環境調整すると良いことや、しなくてはいけないことは、冷静に繰り返しするまで言うと良いことを聞きました。とりあえず環境調整をしてみたいと思います。