息子は自閉症スペクトラム

2012年7月に誕生した息子りく(通称)。2014年4月(1歳9ヶ月)に自閉症スペクトラムの疑いが発覚。2016年3月(3歳8ヶ月)に自閉症スペクトラムの診断あり。療育は早ければ早い方がいい。身をもって体験中。

親友の息子さんはADHD〜普通学級か支援学級か〜 その後2

親友の息子Rくんは、ADHDで今6歳の年中です。

来年度に小学校に進級するため、普通学級にするのか支援級にするのか悩んでいます。

 

2回ほど、この記事を書いています。

親友の息子さんはADHD〜普通学級か支援学級か〜 - 息子は自閉症スペクトラム

親友の息子さんはADHD〜普通学級か支援学級か〜 その後 - 息子は自閉症スペクトラム

 

この夏、親友の親子が帰省したのに合わせて、彼女の実家に遊びに行きました。

 

そこで1つ事件が起きました。

 

親友がトイレにいっているときのことです。

 

机の上に立てかけられたアイパッドで、息子を膝の上にのせて動画をみせていました。

親友の息子Rくんも、動画をみたいというので私の両膝にのせてみせたのです。

 

しかし、二人の体重が重かったので、Rくんに

「ちょっと重くて足が痛いから、降りてくれるかな」

とお願いして、おろしました。

 

Rくんは、どうしてもみたかったらしく、椅子の背によじのぼり、肩車になるような形で私の両肩に乗ってきました。

「Rくん、あぶないからよじ登るのやめてね」と言ったのですが、おりません。

そうこうするうちに、Rくんがバランスを崩して、机側に倒れ込みそうになりました。

私はとっさに、身体を後ろ側にそらしました。

 

そのときです。

私の首の筋が、ぴっきーんと嫌な音がし、激痛が走りました。

 

寝違えたような痛さを強くした感じで、左手が痺れます。

いそいで親友を呼んで、Rくんを私から引き離してもらいました。

 

Rくんは、みたかった動画がみれなくて、パニック状態。

泣き叫んでいます。

 

しばらく左手の痺れがとれず、痛みもひかないので、保冷剤をタオルに巻いて冷やしたあと、親友が鎮痛剤のシートを買ってきてくれました。

 

翌日病院にいったところ、軽い椎間板ヘルニアと診断されました。

幸いにも2〜3日で痛みや痺れがひいたので、助かりました。

 

私は動画を消さずに、Rくんをおろしたのがまずかったなぁと思い、反省。

全然問題ないよと親友に言いましたが、親友は平謝り。

その姿がとても切なかったです。

 

私は、彼女から普通級か支援級のどちらに行くべきか悩んでいると打ち明けられたとき、普通級に行かすべきだという意見でした。

 

Rくんは知能はすぐれており、年齢より1〜2年先のIQがあります。

授業についていけないから、個別指導の支援級があるのだという理解だったので、それであれば、団体行動の学ぶ機会の多い普通学級の方がよいのではと思っていました。

 

彼女の悩みのひとつに、周りの生徒からいじめられたり、逆に危害を加えてしまったりしたら困るというものがありました。衝動のない状態のRくんしかみたことがなかったので、それは杞憂だよと言った記憶があります。

 

しかし、実際に自分が痛い目にあって感じたのは、これが別の人だったらやはり話がこじれるリスクが高いだろうなと。

被害にあったのが私で本当によかったと思いました。

 

やはり想像で物事は判断できないと感じるとともに、

今回の事件を通して、私は彼女の悩みの深刻さを身体で理解したのでした。

 

想像でいろいろアドバイスするのでなく、悩みを聞くことに徹して、親友に寄り添っていきたいなと感じました。