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息子は自閉症スペクトラム

2012年7月に誕生した息子りく(通称)。2014年4月(1歳9ヶ月)に自閉症スペクトラムの疑いが発覚。2016年3月(3歳8ヶ月)に自閉症スペクトラムの診断あり。療育は早ければ早い方がいい。身をもって体験中。

本の多読にチャレンジ!

「クシュラの奇跡」をご存知ですか?

 

クシュラは染色体異常で身体や知能に重い障害を抱えて生まれました。90%の確率で一歳以上は生きられないと言われたそうです。

 

動くどころかモノも持てないなどの身体の障害に加え、脳、内蔵、睡眠障害などの様々な症状が現れます。若くして子どもを持った両親(母親20歳、父親21歳)はそれでも希望を捨てませんでした。両親は、毎日何時間もクシュラに絵本を読み続けたところ、驚くべき成長をとげ、3歳のころには、知能の面では定型発達児と遜色ないほどの発達を遂げました。

 

これを知り、りくには沢山の本を読み聞かせしようと決心。本が好きな私は、りくには寝る前に数冊読み聞かせしてきました。

果たしてこれで充分なのかなと考えたときに、最近のりくを見ていると気になることが出てきました。

 

共感したり空気をよむ能力が、低いこと。この特性は自閉スペクトラム症の大きな特徴ではあります。

私は単純に視線が顔に向かないからだと思っていたので、療育で視線が顔に向かうことが増えれば、大きな改善が見られると考えていました。

 

現在は視線が合う機会が増え、しゃべれる語彙も豊富になっており、早期療育の一定の効果を感じているのですが、やはり空気を読む力はめっきりない。これは生まれつき脳の機能がこうなっているのだと実感しています。

 

特に、喋る内容から情緒面が一致していないなぁと感じることが増えました。例えば、私が「首が痛いから抱っこできない、りくはママが痛くても抱っこしてほしいの?」と聞くと、「りっちゃん、痛くないからだいじょうぶ」と言ったり、『3匹の子豚』を読んでいたときに、2匹の子豚が狼に食べられてしまう場面で「おもしろい」とケラケラ笑っていたり・・・・・・。

 

小さい赤ちゃんには力を加減して頭を撫でたり、私がお腹が痛いと言ってトイレにいたときは「だいじょうぶ?」と聞いたりもしているので、情緒面の発達がゼロではなのですが、やはり脳の機能的に感情を察する能力が鈍い傾向にあり、それは物理的に視線を合わせて会話するだけでは補えないものなのではないかという結論に達しました。

 

絵本は、様々な教訓や常識の示唆に富んでいます。生活で起きるであろう様々な場面を、絵本で疑似体験してもらい、どういう行動や考え方が好ましいのか教えれたらなと思うようになりました。

 

このまま発達障がい者としてはグレーでいく可能性のある息子にとっては、やはり暗黙の常識やルールを知識として覚えていくことで、社会性が乏しい部分をカバーして、うまく渡り歩いていけたらなと。だから、情緒面を鍛えるための、絵本の多読にチャレンジすることにしました。でも無理に価値観を押し付けたくはないので、最低限の解説に留めることを意識したいと思います。

 

この試みがたとえうまくいかなくても、本の読み聞かせは脳にいいと聞きますしね。無駄なことは一つもないと信じて、取り組みたいです。

 

何か効果がみえたら、ご報告しますね。