灯台下暗し〜特性にあった接し方探し〜
先日、息子りくと、臨床心理士の友人とあそんだときのこと。
(友人は、子どもの発達に関わる仕事をしています)
少し遅いお昼をとろうと日陰のベンチに座ってご飯をたべました。
りくは眠いせいもあってか(普段は保育園ではお昼寝の時間)、あっちへふらふらこっちへふらふらと落ち着いていません。
紙をわたして、りくに絵をかかせたりしながら、なんとか食事をおわらせました。
その後、駐車場にある乗ってきた車に移動することに。
車通りもあり、手をつないでないと危ないのですが、りくは手を離してあちこち走り回りそうな雰囲気がありました。
ここは暴れていても無理やり抱いて車に乗車させたほうがよさそうだなぁと感じました。
そのとき、友人がりくに言いました。
「りくくん。ここから車にいくときは、私とりくくんが1番目に手を繋いで渡ります。ママは二番目に並んで、列になって歩きます。このゲームできるかな?」
りくは張り切りながら
「うん!」
と返事をしました。
その後は、りくは私が後ろにならんで歩いているかを確認しながら、しっかりと手を繋いで車までいくことができました。
わたしは、ここであることに気が付き、友人はプロだなぁと感銘をうけました。
私は友人に「りくは、ルールを理解したら守ることができる。保育園でも先生の話した決まりやルールを守っているから、団体行動ができているみたい」
と話の中で語っていました。ほんとうにさりげなく、日常生活の雰囲気を伝えるためだけに話した内容でした。
それを友人は覚えていて、りくにルールを提示し、ちょっと楽しそうな雰囲気づくりもしながら、りくを誘導したのでした。
友人に「すごいな〜」と、気がついたことを伝えたら
「その子にあったやり方を探すことは、宝探しみたいに楽しいよ」
と笑顔で答えていました。
私はりくの特性を理解して日々接しているつもりでしたが、「灯台下暗し」で、知っているけど応用できていないことがまだまだあるのだなぁと痛感。
同時に楽しみながら、子どもに接することのできる友人を尊敬しました。
これからもりくの特性を理解して、友人みたいに楽しく接し方を探せたらなぁと思います。
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