息子は自閉症スペクトラム

2012年7月に誕生した息子りく(通称)。2014年4月(1歳9ヶ月)に自閉症スペクトラムの疑いが発覚。2016年3月(3歳8ヶ月)に自閉症スペクトラムの診断あり。療育は早ければ早い方がいい。身をもって体験中。

やぁやぁやぁ保健師さんがやってきた。〜状況はあらかじめ資料にまとめるが吉〜 8/20更新

自分の子が自閉症の疑いがかかるまで、子どもの発達に関する状況を担当する人がだれだか知りませんでした。保健師さんなのですね。保健師さんが窓口になり、小児神経科の医師や臨床心理士の定期検診、市営の療育施設の手配などをしているようです。
(お住まいの地域によって違うかもですが)

息子の療育をすぐに始めたくて、療育施設に連絡した私。洗いざらい状況を話したところ、詳細な話を保健師さんに連携してくださり、当日すぐに保健師さんから電話がありました。

保健師さんは、

療育を受ける前に
①自宅にきて保健師さんが親子と面談をしたいこと
②専門家が検診し療育の要否判断をする必要があること

テキパキとしていながらもやさしい口調で、上記2点をおしえてくださいました。
①は数週間後、②は3ヶ月後の日程です。

療育施設の方も言っていましたが、発達を検査できる医師たち専門家は少ないらしく、数ヶ月待ちがざらだそうです。
そこから療育ができるとのこと。1歳9ヶ月の息子のりく。2歳前に療育を開始したほうが発達によい影響があると記事で読みました。
療育施設での療育開始をまっているまでに、2歳になってしまう現実にうろたえながら、とりあえず保健師さんの面談に臨むことにしました。

気持ちだけが焦っていて、きちんと息子の状況を伝えられるかどうか不安だったので、これまでの経緯と息子の状況を紙にまとめました。
参考までに息子の状況の部分を。

ーーー
◆きになっている行動
・意思をつたえるときは、手を握ってその場所に連れていかれる。
 ここ半年ずっと。
・こちらから目を合わせようとしても、反らされる
・よびかけに無反応なことが多い
・抱っこすると腕でおして嫌がることが多い
 寝ているときも向かい合わせは嫌がる。
・バイバイの手の向きが逆。
・交互のやりとりが理解できない
 例えば、名前を呼ばれて返事をすることはできても、その次に誰かを呼んで返事をさせることはできない。
 単純に真似をする傾向にあり。
・くるくる同じ場所を回っていることが多い。
・右足、左足と交互に重心をかえた動きを繰り返しする
・保育園で遊んでいるときは、単独で物を動かして遊んでいることが多い
・お風呂のお湯があふれることを嫌がり泣く
・ママと呼ばない

ーーーーー

で、面談の日、予定どおり保健師さんがやってきました。赤ちゃんを計る体重計をもって。私が不思議そうな顔をしていると、この後、1ヶ月検診でお宅訪問をする予定であると教えてくれました。保健師さんは地域の発達障害児だけでなく、健常児の健康も管理していたりと、担当範囲が広いのだなぁと感じました。たしか産後の母親の心身の健康も担当しているみたいです。
知人に保健師がいるのですが、看護師の資格を取得した後、保健師の資格を取ったと言っていました。高度な専門性が必要な職業ですね。

息子りくを観察しながら、私からヒアリングをします。
私はまとめた資料を保健師さんに渡しながら、順をおって説明しました。

保健師さんは、りくとヒアリング内容を確認しながら、
「たしかに自閉症児にみられる特徴はありますね。ただ、こういう特徴があっても健常児の子もいます。診断をくだすのは3歳以降になることが多いです。
 療育の開始は早い方がよいので、自閉症の可能性が高いと医師が診断したら、療育を受けることができます。」
と説明しました。

そして、チェックリストに答えていって発達の状況を確認する簡易テストを実施したところ、りくは、1歳2ヶ月程度の進度だということが判明。
1歳9ヶ月の息子。成長がゆっくりだなぁと感じていましたが、改めて数字できくとショックが大きいです。

1秒でも早く、療育を開始したい。でも療育施設での療育を開始してもらえるのは、早くても医師の診断がある3ヶ月後。
何もしないで時間を過ごすことは、りくの発達する大事なチャンスを逃しているようなものです。
どうしよう。私に何か出来ることはないか。療育に関する書物を読みあさることにしました。