息子は自閉症スペクトラム

2012年7月に誕生した息子りく(通称)。2014年4月(1歳9ヶ月)に自閉症スペクトラムの疑いが発覚。2016年3月(3歳8ヶ月)に自閉症スペクトラムの診断あり。療育は早ければ早い方がいい。身をもって体験中。

2016-01-01から1年間の記事一覧

物の扱いが雑な息子。性格ではなく性質だった。〜固有覚の鈍さという特性をしる〜

先日、反省する出来事がありました。 息子のりくですが、物を持ったり、置いたりする動作が雑です。 たとえば、 牛乳が入ったコップを置こうとしたときに、雑に置いてコップが傾き牛乳がこぼれる おもちゃの入った箱を運んでおく際に、投げて置く などです。…

療育法でポジティブな言葉のシャワーを

先日、りくが水筒で飲みこぼして、身体に水がかかりました。 私が「あぁ〜、シャツや靴が濡れちゃったねぇ〜」と声をかけました。 外出先でしたので、頭のなかでは、「着替えを用意してあるかしら?、早く着替えさせないと風邪をひいちゃう……」などの思いが…

灯台下暗し〜特性にあった接し方探し〜

先日、息子りくと、臨床心理士の友人とあそんだときのこと。 (友人は、子どもの発達に関わる仕事をしています) 少し遅いお昼をとろうと日陰のベンチに座ってご飯をたべました。 りくは眠いせいもあってか(普段は保育園ではお昼寝の時間)、あっちへふらふ…

早期受容は、穏やかな時間と子どもの自己肯定につながる

先日、私の友人と息子と3人で遊びました。 友人は臨床心理士で、子どもの発達健診やスクールカウンセラーなどの子どもの発達に関わる仕事をしています。 息子りくが1歳9ヶ月のころ、彼女はりくに自閉症スペクトラムの傾向があること教えてくれました。 その…

こだわりと戦う 〜いかに指導権をにぎるか〜

今日はこだわりと戦いました。 現在息子のりくと実家に帰省中です。こだわり発動は、帰省時に必ずいく公園に向かったときのこと。 いつも通る道順と違う道でいこうとしたら、 「ちがう〜。左にまがるの!!!」 とぐずり始めました。 「左に曲がったほうが近…

行動分析学を用いた学習塾

今日はおもしろい取り組みをしている学習塾があったので、紹介したいと思います。 育児教育研究会 香川県にある塾なのですが、療育でよく使われるABA(応用行動分析学)を用いておしえる学習塾なのです。 定型発達児の子だけでなく、発達障害のある子も積極…

発達障害児の暴言について思うこと 〜無視は問題行動消去の手段〜

親友の息子のRくんと親友宅で遊びました。Rくんは現在小学生1年生で、ADHD+ASD(自閉症スペクトラム)の診断がついています。 知能面としては、小学2年生レベルの内容も理解できるのですが、こだわりが強く団体行動ができないため支援級にかよっています…

モノをなげたり、叩いたりする問題行動への対処法

4歳になったりく。 自我が出てきて、自分で思うようにしてみたい欲求や、誰かを自分が思うように動かしたい欲が強くなっています。 欲求を言葉で伝えられるようになったことで、気持ちを表せることがうれしいようです。 また、先月に久しぶりに体調を崩し、…

ギアチェンジ 〜夏休みの挑戦〜

夏ですね。 りくの保育園が一週間くらいお休みになるので、それに合わせて私も仕事をお休みをとります。 普段は時間がない中で息子と関わるため、どんどんプロンプト(ヒント)を与えて発達を促そうとしています。 ABA(応用行動分析学)では、スモールステ…

時間を意識する 〜目で見える形で示す〜

息子りくの注意散漫問題。興味のないことはとても時間がかかります。日々、さまざまな工夫を試行錯誤しています。 前回、前々回にその対策をまとめてきましたが、今回はその第3弾。 「時間を意識すること」の難しさを感じていたのですが、その対策として、…

実行機能を伸ばす (一日15分の軽い運動が効果あり)

注意散漫な息子のりく。日々気が散らないようにする工夫を探しています。 最近読んだ本の中で、ひとつ良いヒントを見つけたので共有しますね。 発達障害の子の脳を育てる運動遊び 柳沢運動プログラムを活用して (健康ライブラリー) 作者: 柳澤弘樹 出版社/メ…

先取り褒めのススメ 〜注意散漫で行動に時間がかかってしまう時の対処法〜

注意散漫なところのある息子のりく。 何かの行動をするときに、すぐに気が散って当初の目的を忘れて違うことをし始めてしまいます。 脳の中が忙しい感じで、目に入ること以外も頭を巡っているよう。 例えば、着替えをするのにも、隠してあるおもちゃを出し始…

オススメのサイト 〜園を選ぶ基準〜

自閉症スペクトラムの子どもがいる親にとって悩ましいのが、幼稚園や保育園、療育園など、どの環境で集団生活を経験させるかということ。お子さんの発達状況や特性によって、合う環境は様々だと思います。 また、1つの正解があるわけではないですし、すべて…

早期療育の記録 (3歳11ヶ月)

息子のりくはもうそろそろ4歳を迎えます。成長の記録を書いておきたいと思います。 会話はマイペースですね。 好きな時に自分の好きなことをしゃべり、相手の問いにはときどき答える程度です。 挨拶は、慣れた環境だとできますが、初めての環境や相手に挨拶…

漢字式教育導入園での様子とABA 〜深追い厳禁〜

前回、年少の息子が石井式漢字教育を導入している園に入園した旨を書きました。 先日、普段の授業風景を参観できる機会がありましたので、レポートしたいと思います。 教室は、ほぼ小学校をイメージするような机や椅子の配置です。主担当の先生がホワードボ…

石井式漢字教育と自閉症スペクトラム

りくは漢字教育で有名な石井式漢字教育を導入している園にかよっています。 石井式漢字教育をご存知のない方に説明すると、幼児の方が漢字を覚えやすいという特性を見つけた故石井勲教育博士が「漢字で学習する※」方法を確立して、全国の600もの幼稚園・…

明るいニュース 〜早稲田大学の取り組み〜

明るい希望をもたらしてくれる発表をみました。 www.waseda.jp 早稲田大学で、発達障害をもつ学生のための支援体制の充実をはかると発表がありました。他の学生と同等の学習環境が得られるように、支援体制を強化するとのこと。 対象は、早稲田大学の学生の…

最近の朝の起こし方(3歳10ヶ月) 

息子のりくは、朝はめっぽう弱いです。 最初に「朝だよ。起きる時間だよ〜」と声をかけてから20〜30分間くらいかかってやっと起き上がります。 ふとんの中でぐずぐずしているりくを、なんとか起こそうと何度も声をかけにいったり、音楽をかけてみたりと…

会話の苦手な息子 〜子どもはいずれ大人になる〜

読み聞かせや語りかけを頑張ってきたこともあり、息子の語彙は多いほうです。 しかし、マイペースに会話する傾向があり、問いかけには答えないことも多く、自分の好きなタイミングで話します。 保育園などでのお友だちとの触れ合いを見ていると、相手が違う…

やっておけばよかったこと(3歳10ヶ月) 〜はさみ編〜

先日ここで書きましたが、息子のりくは絵を書いたりモノを作ったりということに関心がありませんでした。そのため、あまり家で絵を書いたりぬりえをしたりもしなく、ここまできました。当然工作なども皆無です。 言葉や身体的動作の発達などに気をとられてい…

はじめてのOT(作業療法)体験 〜よく転ぶ息子の場合〜

先日、はじめてOT(作業療法)を経験しました。 息子のりく(3歳10ヶ月)は、バランス感覚があまりよくなく、体幹が傾いたり揺れながら走る姿が見受けられます。また、バランスを取るのに困難を抱えているのか、ブランコに乗せるとすぐに降りたがります。…

やっておけばよかったこと(3歳10ヶ月)〜お絵かき編〜

息子りくには、語りかけや読み聞かせ、日々の運動など、小さい時から習慣化して頑張ってきました。 いまでは、寝る前に本を読まないと嫌がりますし、おしゃべりの語彙も豊富になっていたり、長時間歩くことや公園での運動が俊敏になっています。(体幹のバラ…

不器用な息子がほぼ箸が使えるようになりました(3歳10ヶ月)

息子のりくは手先は器用とはいえないタイプ。 スプーンですら、左手でのせたりして食べてしまうほど。 箸はまだまだ先かなぁとのんびり構えていました。 ところが、詳しくはココに書きましたが、4月から通い始めた保育園の昼食は、箸のみでの食事! 箸が使…

発達障がいの子どもには幼児教育が有効?!〜視覚優位な特性を活かした知育を〜

自閉症スペクトラムの子どもは、視覚優位なので、本当によくモノをみています。 息子のりくは、 「ここの駐車場は4と9がないね」「(駐車場にとまっている)車の名前(車台番号の地域)が全部同じだね」 など、街にでれば、なにげなく見ていたら気がつかな…

関心がある物へ走り出してしまう衝動がある子の迷子対策

息子のりくは、気になったものをすぐに触りに行く衝動的な特性をもっています。 買い物に行けば、気になる商品の棚に走って行ったり、商品のネームプレートを触って金額を変えてしまったり。 散歩にでかければ、途中で気になる植物があると、繋いだ手をサッ…

発達障がいの子をもつ親が知っておきたい福祉制度について

今日は国の福祉制度をまとめてみたいと思います。 親友(小学生の子どもがADHD+広汎性発達障害(自閉症スペクトラム))に聞いたり、自治体HPで発表している内容を参考にしました。 民間の療育施設への通学や、特性への負荷を減らすための習い事に費用がか…

公文を始めてよかったこと、難しいこと(1ヶ月半経過)

先日記事にあげましたが、3月から息子のりくは公文の国語と算数をはじめています。 文字の読みはもとからの特性か読み始めるのが早かったのですが、書くことが苦手な息子。 小学校にあがって書くことに苦労しないか不安だったので、先取り学習で少しでも時…

我慢することへのチャレンジ

息子が3歳後半になった今、心がけているのが、こだわりを聞いてもらえないこと、すなわち我慢する経験を増やすということ。自閉スペクトラム症の息子のりくは、特性としてこだわりが強いタイプです。 道順とか、おもちゃの遊び方、しまい方など、頭のなかに…

不器用な息子が箸に挑戦開始(3歳9ヶ月)

少し不器用な息子のりくは、スプーンで食べていてもよくこぼすし、左手でスプーンに料理をのせたりと、まだうまく食べることができません。そんなことから、スプーンがまだなのに箸の練習は早いかもと感じて、全く練習していませんでした。 ところが、4月か…

習い事にチャレンジ中(3歳8ヶ月)

3歳になり、なにか習い事をひとつやらせたいというりくのパパの意見もあり、ずっと習い事を検討していました。とはいえ、自閉症スペクトラムの特性もあるので、団体行動があるような習い事はハードルが高いなぁと感じていて、思いあぐねていました。 候補に…