療育は希望してもすぐには受けられない現実 〜8/4更新〜
1歳半検診での小児科の医師、臨床心理士の友人、保育士、3者の専門家の目からみて、自閉症の可能性が濃厚になってきた息子のりく。早めに発達の教育(以下療育)をしたほうが効果が高いという記事をよみ、「とにかく行動に移そう」そう決心した。
決心したのはよいが、療育をしてもらうにはどうしたらよいのだろう。
市のホームページを読んでいたら、住んでいる地区に療育施設が2カ所あることを知る。
まず1カ所目に電話したところ、自閉症の療育に関しては、もう一カ所が専門だと教えてくれた。
その施設に電話をし
・3者の専門家から息子に自閉症の可能性があること
・なるべく早い時期に療育を開始したいこと
を訴えた。
すると職員の方は丁寧に、「確かに自閉症特有の症状があって、可能性はありますね」と答えたあと、次のことを教えてくれた。
・通常のルートは、
定期検診で発達障害と思われる子どもを保健所に連絡(私の住んでいる場所では、定期検診は小児科)
↓
保健師が面談
↓
市の担当の小児神経科の医師らで診察。療育の要否を判断
↓
市の療育施設で療育開始
・小児神経科の医師は少なく、通常3〜6ヶ月先まで予約がいっぱい。
とのこと。
息子は定期検診では、社会性の項目に全て「いいえ」となったものの「要観察」で、次の診断は半年後だ。
現在、息子は1歳9ヶ月。2歳前に療育を開始するほうが効果が高いという結果がでていることを、ニュース記事で読んだ。
待っているということは、息子の成長の芽をどんどん摘んでしまうようなもの。
職員の方に、1日でも早い療育を希望していることを告げ、どのような行動をとったらよいか相談した。
職員の方がおっしゃる。
「私の方から、市の保健所の担当に経緯を含めて連絡しますね。後ほど、保健師から連絡があると思います。」
小児科の医師から連絡してもらう手順が省けた。また、療育施設の職員からの連絡であれば、保健所も迅速に動いてくれるかも。
最良の案と思われる提案に、職員の方に電話越しで何度も頭を下げながらお礼をいった。
通話時間50分。普段通話をしない私は、通話料が高いけれど基本料金が安いプランにしていた。
そのため、やや高額な請求がきてしまったが、息子のことを思うと必要経費なのだろうと、自分を納得させた。
ありがたいことに、保健師の方から、その日のうちに電話があった。
その記事は次回に。