こだわりと戦う 〜いかに指導権をにぎるか〜
今日はこだわりと戦いました。
現在息子のりくと実家に帰省中です。こだわり発動は、帰省時に必ずいく公園に向かったときのこと。
いつも通る道順と違う道でいこうとしたら、
「ちがう〜。左にまがるの!!!」
とぐずり始めました。
「左に曲がったほうが近いの!!!」「ぜったい左!!!」
と叫び始めます。
ぐずれば自分の思う通りになると学んでもらっては困るし、こだわりは聞けば聞くほどエスカレートしていくことが予想されます。
ここは心を鬼にして、反対の右に曲がった道に行くことにしました。
右に行こうとしたら道に座って断固として動きません。
車通りが多少ある道でしたので、そうでない道にりくを引きずって連れて行ったあといいました。
「今日は、右にいくか、お家に戻るかどちらかです」
「いや、左にいくの〜〜!」
「ふたつからしか選べません」
「いや〜、左に行くの〜〜!」
15分くらい、ぐずらせたのを見守ったあと、
「えらべないのなら、お家に帰りましょう」
と告げました。
すると、
「イヤ〜、公園行きたい!」
と言い、立ち上がって右に曲がる道を歩き出しました。
私は軽くりくの手をつないで、
「左に行きたかったんだね。右で行こうとしてえらいね」
と気持ちの受容と褒めることでこだわりを消去しました。
公園に向かう途中、
「だっこ〜」
「コンビニいく〜」
など要求をつたえてぐずろうとしましたが、冷静に
「では、お家に帰りましょうね」
と諭すと、どちらも要求を引っ込めました。
公園から実家へ歩いて帰ってきているときも、「抱っこ〜」とねだってきましたが、
「そうなんだ〜。抱っこしてもらいたいのね〜」
と言いながら、抱っこせずに歩き続けました。
行きでぐずっても母親は言うことを聞かないということを学んでいるので、帰りはほとんどぐずらずに帰ってきたような気がします。
あまりにも要求をきかないと、伝えても無駄だと希望を言わない子に育つのではと心配なる人もいるかもしれません。
息子は希望をたくさん伝えてくるし、その中で聞ける希望は叶えているので、好ましくないこだわりの要求は徹底的に聞かなくても要求を伝えることがなくなることはなさそうです。
むしろ、好ましいこだわりはどんどん要求を聞いてあげ、好ましくないこだわりを初期の段階で消していくことが大事なのではないかなと感じました。
こだわりが強い特性のある子の場合、いかに大人が指導権をもち、向き合っていくかが重要。
そのためには、いいなりにならないように、こちらが毅然とした態度で(安全を確保した状況で)向かい合うのがポイントだと思います。
その際に、たくさんいろんなことを言い聞かせようとしたり、感情的に声をあらげても、子どもに届かない傾向がありました。
冷静に伝えることを心がけて、今後も向き合っていきたいと思います^^。
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